プレミア12初代王者。第2回大会の準優勝者。プレミア12の盟主である韓国代表。オープニングラウンドでは日本と同じグループBに所属し、最大級のライバルとなる。井端監督も宮崎キャンプ直前まで韓国リーグを視察し、最も警戒している。
ポジション | 選手名 | 背番号 | 年齢 |
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監督 | リュ・ジュンイル | 75 | |
ヘッドコーチ | リュ ジヒョン | 76 | |
バッテリーコーチ | チェ ギムン | 72 | |
作戦・走塁コーチ | キム ジェゴル | 82 | |
ブルペンコーチ | ソ ジェウン | 98 | |
打撃コーチ | チャン ジョンフン | 78 | |
投手 | クァク トギュ | 0 | 20歳 |
投手 | コ ヨンピョ | 1 | 33歳 |
投手 | チョ ビョンヒョン | 19 | 22歳 |
投手 | チェ スンヨン | 28 | 23歳 |
投手 | イム チャンギュ | 29 | 32歳 |
投手 | ソ ヒョンジュン | 30 | 23歳 |
投手 | チェ ジミン | 39 | 21歳 |
投手 | キム ソヒョン | 44 | 20歳 |
投手 | クァク ピン | 47 | 25歳 |
投手 | イ ヨンハ | 50 | 27歳 |
投手 | ユ ヨンチャン | 54 | 27歳 |
投手 | パク ヨンヒョン | 60 | 21歳 |
投手 | チョン ヘヨン | 62 | 23歳 |
投手 | キム テクヨン | 69 | 19歳 |
捕手 | キム ヒョンジュン | 25 | 25歳 |
捕手 | パク トンウォン | 27 | 34歳 |
内野手 | パク ソンハン | 2 | 26歳 |
内野手 | シン ミンジェ | 4 | 28歳 |
内野手 | キム ドヨン | 5 | 21歳 |
内野手 | キム ジュウォン | 7 | 22歳 |
内野手 | ムン ボギョン | 10 | 24歳 |
内野手 | ナ スンヨプ | 17 | 22歳 |
内野手 | ソン ソンムン | 24 | 28歳 |
内野手 | キム フィジプ | 33 | 22歳 |
外野手 | チェ ウォンジュン | 16 | 27歳 |
外野手 | イ ジュヒョン | 41 | 23歳 |
外野手 | ホン チャンギ | 51 | 31歳 |
外野手 | ユン ドンヒ | 91 |
21歳 |
韓国代表の特徴と兵役
今後の韓国野球を率いていく20代を中心に構成。他国と大きく違うのは、いきなりの代表選出ではなく、ふるいにかけること。まず35人の招集メンバーを集め、代表合宿を経て最終メンバー28人に絞る。かつて日本でもWBCで同様の方式を採用していたが、選手や球団からの不満があり消滅した。もうひとつ韓国ならではの特徴が兵役制度。本来なら選出される実績のキム・ヘソンやカン・ベクホは兵役のため選出されず。野球の観点から見ればハンディキャップとなる。
韓国代表の日程
- 13日 vs.台湾(台北ドーム)
- 14日 vs.キューバ(天母)
- 15日 vs.日本(台北ドーム)
- 16日 vs.ドミニカ(天母)
- 18日 vs.オーストラリア(天母)
オープニングラウンドは少し不規則な日程。台北ドームと天母を交互に移動。最大の山場は言うまでもなく15日の日本戦。宿敵を相手にエースをぶつけてくるのは間違いない。最終日のオーストラリア戦だけ13時開始のデーゲーム。昨年のWBCの初戦で敗れた因縁の相手。今回のオーストラリア代表はWBCより戦力は上になるため最後の山場を乗り切れるか。
監督はアジアCSを率いたリュ・ジュンイル。決勝戦で日本に敗れた雪辱に燃える。韓国代表は10月24日から11月7日までソウルのコチャク・スカイドームで合宿を行い、1、2日にはキューバと練習試合を行い最終メンバーを決定。8日に台湾に移動し、本戦に備える。10月21日から最大で29日まで韓国リーグがあるため、最多7人がエントリーしているKIAタイガースの選手は途中から参加となる。
韓国代表の注目選手
投手
昨年のWBCでも長年の投手不足に悩んでいたが、アジアCSで終焉を迎えた。20代の若手ピッチャーが躍進し、国際大会で再び日本を脅かす存在になっている。
【故障離脱】ウォン・テイン
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所属:サムスン・ライオンズ
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生年月日:2000年4月6日(24歳)
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身長:183cm
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投打:右投右打
昨年のアジアCSでもエースナンバーを背負った若き24歳。WBCでは近藤健介にホームランを打たれたが、今や押しも押されもせぬ韓国のエース。必殺のチェンジアップと伸びのあるストレート、与四球率が低い抜群のコントロール。ランナーを出してから慌てずギアを上げ後続を抑えた。プレミア12で日本の最大の強敵。将来はメジャーではなくNPBでのプレーを希望している。残念ながら右肩の故障で離脱。
クァク・ビン(背番号47)
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所属:トゥサン・ベアーズ
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生年月日:1999年5月28日(25歳)
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身長:187cm
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投打:右投右打
WBCの日本戦では大谷翔平に痛烈なツーベースヒットを打たれた。日本戦で1失点、チェコ戦で2失点だったが、今や韓国のエース格。コントロールに苦しむが、追い込んでからの「コマンド」がすごい。ストライク率は低いが、最も大事な場面で狙ったコースにズバッと入る。必殺のカーブ、150キロを超えるストレート。アジアCSの決勝戦で日本を相手に5回1失点の快投を演じた。韓国の釜山で観たときもエースの投球を披露。
チェ・スンヨン(背番号28)
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所属:トゥサン・ベアーズ
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生年月日:2001年 5月11日(23歳)
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身長:190cm
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投打:左投左打
190センチの長身から落ち球の落差が大きく、昨年のアジアCSでオーストラリア打線を手玉に取った。韓国のピッチャー不足問題の終焉を感じさせた投手。台湾戦、日本戦でも登板。23歳と若く、先発、中継ぎの両方でいける。
チョン・ヘヨン(背番号62)
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所属:KIAタイガース
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生年月日:2001年 8月23日(23歳)
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身長:189cm
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投打:右投右打
189センチ。韓国リーグの今季セーブ王。昨年のアジアCSの初戦・オーストラリアを相手にノーアウト一、二塁から始まる延長タイブレークの場面でも動じず0封。台湾戦でも三者凡退で試合を締めた。韓国リーグの最年少セーブ記録を次々に塗り替えている。アジアCSで門脇にサヨナラ優勝タイムリーを打たれた悔しさを晴らす。
チェ・ジミン(背番号39)
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所属:KIAタイガース
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生年月日:2003年 9月10日(21歳)
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身長:185cm
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投打:左投左打
まだ21歳。最速151キロ、昨年のアジアCSでは初戦のオーストラリア戦、台湾戦、決勝の日本戦も0点に抑える活躍。とてつもない可能性を感じさせた。
その他の投手陣
🔸クァク トギュ(0):ツーシームが主体の左腕。今季71試合に登板、防御率3.56
🔸コ ヨンピョ(1):WBC組。KTウィズのエース右腕。四球が最も少ない投手のひとり
🔸チョ ビョンヒョン(19):アジアCS組。昨年17セーブでタイトル獲得。今季は12S
🔸イム チャンギュ(29):LGツインズのエース。カーブとチェンジアップの緩急が武器
🔸ソ ヒョンジュン(30):WBC組。今年は怪我。将来が期待される右腕
🔸キム ソヒョン(44):160キロ近い眼鏡リリーフ。スイーパーも投げる。防御率3.76
🔸イ ヨンハ(50):150キロの直球、スライダー、フォーク右腕。前回プレミア19出場
🔸ユ ヨンチャン(54);155キロ右腕のリリーフ。防御率2.97
🔸パク ヨンヒョン(60):25セーブ右腕。ストレートとチェンジアップの緩急が武器
🔸キム テクヨン(63):19歳のルーキー。最速153キロ、縦スラとカーブが武器
内野手
韓国の内野手は層が厚い。韓国は国際試合でライナー性の当たりが多い。井端監督は「下位打線でもホームランが打てる選手がいる。代表には小技を使える選手も入っているので、バランスの取れたチームになる」と話した。アジアCSの四番ノ・シファンが選ばれなかったのは残念。
キム・ドヨン(背番号5)
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所属:KIAタイガース
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生年月日:2003年10月2日(21歳)
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身長:183cm
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投打:右投右打
昨年のアジアCSの決勝戦で指を負傷するヘッドスライディングの気迫が印象に残った若き21歳。台湾戦ではタイムリーを放った。今年KBOで大爆発。打率.347、本塁打38本、40盗塁と無双。吉見一起投手コーチは「インコースをさばくのが上手い」と警戒。プレミア12でも最も活躍が愉しみなスター。リュ・ジュンイル監督は3番・三塁で起用すると発表。
キム・ジュウォン(背番号7)
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所属:NCダイノス
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生年月日:2002年7月30日(22歳)
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身長:185cm
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投打:右投両打
三振も多いが長打も多い両打のフリースインガー(大振り)。アジアCSの初戦・オーストラリア戦で3打数2安打、8回に同点タイムリーを放った。台湾戦でも最終打席でホームランが出ればサイクルヒットの猛打賞。14打数6安打の打率.428、打点2で小園海斗を抑えて遊撃手のベストナインに輝いた。
キム・フィジプ(背番号33)
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所属:キウム・ヒーローズ
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生年月日:2002年 1月1日(22歳)
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身長:181cm
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投打:右投右打
元日生まれの22歳。昨年のアジアCSの日本戦で田口麗斗から代打ホームランをかっ飛ばし、翌日の台湾戦でも2点タイムリーを放った。
その他の内野手
🔸パク ソンハン(2):打率3割、10本塁打、13盗塁のショートストップ
🔸シン ミンジェ(4):32盗塁、打率.297の俊足の二塁手
🔸ムン ボギョン(10):打率.301、101打点と安定感のある三塁手
🔸ナ スンヨプ(17):アジアCS組。打率.312の一塁手
🔸ソン ソンムン(24):打率.340、104打点、19本塁打、ユーティリティ三塁手
外野手
外野手は31歳のク・ジャウクが今季打率.343、ホームラン33本の活躍で強力だったが故障離脱。
ユン・ドンヒ(背番号91)
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所属:ロッテ・ジャイアンツ
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生年月日:2003年 9月18日(21歳)
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身長:187cm
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投打:右投右打
ロッテ・ジャイアンツで球団初のシーズン100安打を達成。アジアCSでもクリーンアップ。決勝戦の延長タイブレークで勝ち越しのタイムリーを放った。韓国で美白王子と呼ばれるスター。
🔸チェ ウォンジュン(16):打率.292、21盗塁。走攻守そろった外野手
🔸イ ジュヒョン(41):イ・ジョンフ離脱の穴を埋めたセンター。走攻守バランスよし
🔸ホン チャンギ(51):打率.336で四球も多く、投手に多く球数を投げさせる
捕手
韓国は最も過酷なポジションであるキャッチャーを2人で挑む。
キム・ヒョンジュン(背番号25)
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所属:NCダイノス
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生年月日:1999年11月2日(25歳)
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身長:187cm
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投打:右投右打
捕手ではアジアCSで韓国ピッチャーをリードした24歳のキム・ヒョンジュンに注目。小園海斗の盗塁を指すなど主に守備で貢献。アジアCSでもスタメンますくをかぶるか。
その他の捕手
🔸パク トンウォン(27)2年連続でホームラン20本以上。正捕手候補
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