
2024年10月9日、チェコ代表との壮行試合まで1ヶ月を迎えたタイミングで「プレミア12」の侍ジャパン・日本代表28人の選手、5人のコーチが発表された。
| ポジション | 選手名 | 背番号 | 所属 |
|---|---|---|---|
| 監督 | 井端 弘和 | 89 | |
| ヘッドコーチ | 金子 誠 | 88 | 千葉ロッテマリーンズ |
| バッテリーコーチ | 村田 善則 | 74 | 読売ジャイアンツ |
| 内野守備・走塁コーチ | 梵 英心 | 77 | (前)オリックス・バファローズ |
| 外野守備・走塁コーチ | 亀井 善行 | 79 | 読売ジャイアンツ |
| 投手コーチ | 吉見 一起 | 81 | |
| 投手 | 大勢 | 15 | 読売ジャイアンツ |
| 投手 | 隅田 知一郎 | 16 | 埼玉西武ライオンズ |
| 投手 | 井上 温大 | 97 | 読売ジャイアンツ |
| 投手 | 髙橋 宏斗 | 19 | 中日ドラゴンズ |
| 投手 | 戸郷 翔征 | 20 | 読売ジャイアンツ |
| 投手 | 早川 隆久 | 21 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
| 投手 | 才木 浩人 | 35 | 阪神タイガース |
| 投手 | 藤平 尚真 | 46 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
| 投手 | 鈴木 昭汰 | 47 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 投手 | 清水 達也 | 50 | 中日ドラゴンズ |
| 投手 | 鈴木 翔天 | 56 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
| 投手 | 北山 亘基 | 57 | 北海道日本ハムファイターズ |
| 投手 | 横山 陸人 | 60 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 捕手 | 古賀 悠斗 | 22 | 埼玉西武ライオンズ |
| 捕手 | 坂倉 将吾 | 31 | 広島東洋カープ |
| 捕手 | 佐藤 都志也 | 32 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 内野手 | 牧 秀悟 | 2 | 横浜DeNAベイスターズ |
| 内野手 | 村林 一輝 | 9 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
| 内野手 | 源田 壮亮 | 6 | 埼玉西武ライオンズ |
| 内野手 | 栗原 陵矢 | 23 | 福岡ソフトバンクホークス |
| 内野手 | 紅林 弘太郎 | 24 | オリックス・バファローズ |
| 内野手 | 清宮 幸太郎 | 3 | 北海道日本ハムファイターズ |
| 内野手 | 小園 海斗 | 51 | 広島東洋カープ |
| 外野手 | 森下 翔太 | 1 | 阪神タイガース |
| 外野手 | 五十幡 亮汰 | 5 | 北海道日本ハムファイターズ |
| 外野手 | 佐野 恵太 | 7 | 横浜DeNAベイスターズ |
| 外野手 | 辰己 涼介 | 8 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
| 外野手 | 桑原 将志 | 10 |
横浜DeNAベイスターズ |
※伊藤大海、岡本和真、吉川 尚輝、万波 中正は宮崎キャンプの前に負傷離脱。
球団・ドラフト・卒業別の選出

球団別
- 楽天:5人
- 日本ハム:3人
- 巨人:3人
- 西武:3人
- ロッテ:3人
- 横浜:3人
- 広島:2人
- 阪神:2人
- 中日:2人
- 福岡:1人
- オリックス:1人
負傷離脱者により球団別で最も多いのは楽天の5人。次に日本ハム、巨人、西武、ロッテ、横浜の3人と続く。ホークスからは1人という結果。ヤクルトが唯一、選出ゼロ。巨人は亀井、村田コーチを含めると5人。球界の盟主の健在ぶりを見せる。
日本シリーズ進出チーム
プレミア12を占う上で重要になるのが日本シリーズ。宮崎キャンプ3日前の10月26日から始まる日本シリーズは第7戦まで持ち込めば11月3日が最終戦。侍ジャパンの合宿は実質11月5日の練習試合が最後となるため、合流できない可能性もある。日本シリーズのカードが横浜vs.福岡になったことで、投手は1人もいない。プレミア12は日本プロ野球とは公式球が異なるため、適応時間も含めて投手はキャンプ初日から参加したいところ。その点では合宿前から勝負は始まっており、ベイスターズとホークスが日本シリーズに進出したのは井端監督の勝利の一つと言っていい。
ドラフト別
- ドラフト1位:10人
- ドラフト2位:5人
- ドラフト4位:5人
- ドラフト3位:3人
- ドラフト6位:1人
- ドラフト7位:1人
- ドラフト8位:2人
- ドラフト9位:1人
ドライチが多く、次に多いのがドラニとドラヨン。負傷離脱者に関係なく、ドラサンよりもドラヨンの戦士が多いことはプロ野球の特徴。3位までは即戦力採用であり、ドラフト4位はポテンシャル採用のトップ。最も大化けする可能性がある。
卒業別
- 高卒:14人
- 大卒:13人
- 社会人:1人
- 独立リーグ:0人
WBCは高卒から独立リーグ出身まで幅広かったが、プレミア12は高卒と大卒が占める。社会人出身は源田壮亮(トヨタ)のみ。昔は大器晩成型が多かったが、どんどん若いうちに才能が開花する選手が増えてきている。
WBC組、アジアCS、初選出
コーチ陣はアジアプロ野球チャンピオンシップ2023と同じ布陣。選手はアジアCSから9人、WBC経験者が5人(牧秀悟はアジアCSも出場)、初代表(WBC、プレミア12、アジアCS)が13人。最年長が源田壮亮と桑原将志の31歳。両リーグの本塁打王、打点王(村上宗隆、山川穂高)、盗塁王(近本 光司、周東 佑京)、首位打者(オースティン、近藤健介)がいないメンバー。平均年齢25.6歳。WBCの27.3歳より若い。そして源田壮亮の他はWBC経験者も普段とは役割が違うセカンドチームとしての貢献であり、髙橋宏斗や戸郷 翔征はリリーフから本来の先発に戻る。大勢もセットアッパーからクローザーに戻り、牧秀悟もスタメン出場。WBCで経験できなかった侍ジャパンのファーストチームを経験できる貴重な機会。これがプレミア12の大きな意味でもある。

井端監督は「ユニホームを着る前にオーダーは決めない。練習や最初の強化試合である11月5日の広島東洋カーブ戦を見て決める」と宣言。昨年のWBC以降、アジアCSを含め、トップチームの本戦は11戦0敗と無双の快進撃を続ける侍ジャパン。優勝は当たり前という十字架を背負い、どんな戦いを見せるか。代表選手28人とコーチングスタッフを紹介する。
内野手
日本の絶対的な4番である村上宗隆、岡本和真の不在によりパワーダウンは否めない。パ・リーグ打撃2冠の山川穂高もいない。誰が「日本の4番」を務めるかが鍵を握る。
牧 秀悟(背番号2)

- 名前:まき しゅうご
- 出身地:長野県中野市
- 生年月日:1998年4月21日(24歳)
- 身長:178 cm
- 体重:93 kg
- 投打:右投右打
- 経歴:松本第一高等学校→中央大学
- プロ入り:2020年 ドラフト2位(DeNA)
昨年のWBCからアジアCSまでオフシーズンを潰して侍ジャパンを推進してきたデスターシャ。疲労が溜まるなか、今季は出場133試合、本塁打23(4位)、打点73(3位)と実力どおりの結果を残してきた。アジアCSでの決勝戦で放ったソロホームランは日本を救った。WBC、アジアCSに続きプレミア12も制して国際大会グランドスラムを手に入れる。日本シリーズを戦うため披露はピーク。追加招集の清宮幸太郎と並んで日本の4番候補。二塁での起用、もしくは一塁やDHの可能性もあり。
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源田壮亮(背番号6)

- 名前:げんだ そうすけ
- 出身地: 大分県大分市
- 生年月日:1993年2月16日(31歳)
- 身長:179 cm
- 体重:75 kg
- 投打:右投左打
- 経歴:大分商業高校→愛知学院大学→トヨタ自動車
- プロ入り:2016年 ドラフト3位(西武)
侍ジャパン最年長の31歳。国際大会において打撃と同じくらい重要な守備。その中でも最重要のショート。WBCでも数々のファインプレーで日本を救った。今季は出場143試合、打率.264(9位)、盗塁12(7位)と最も過酷なサバイバル・ポジションでありながら全試合出場、さらには走攻守で結果を残した。指を骨折しながら出場し続けたWBCの気合いで侍ジャパンを牽引する。28人の中で前回のプレミア12を経験している唯一の選手。そして2017年アジアCS、2023年WBCと侍ジャパンの主要大会すべての優勝経験者であり、喜びと困難、重みを知り尽くしている。主将(キャプテン)候補の最有力。
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小園海斗(背番号51)

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名前:こぞの かいと
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出身地:兵庫県宝塚市
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生年月日:2000年6月7日(24歳)
-
身長:178cm
-
体重:85 kg
-
投打:右投左打
-
経歴:報徳学園高校
-
プロ入り:2018年ドラフト1位(広島)
イチローの背番号51を継承する日本トップクラスの打撃センス。アジアCSでも打率.412を残し大会ベストナイン。今季は広島カープで4番打者としての出場が多く、打率.279(11位)とポテンシャルからは遠い成績。それでも初球から振っていく強気は健在で爆発力に期待。井端監督から遊撃手、二塁手、三塁手の3つのポジションの可能性があると伝えられた。三遊間と二塁では体の動きが逆になるので、どこまで適応できるか。
栗原 陵矢(背番号23)

-
名前:くりはら りょうや
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出身地:福井県福井市
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生年月日:1996年7月4日(28歳)
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身長:179cm
-
体重:83kg
-
投打:右投左打
-
経歴:福井県立春江工業高校
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プロ入り:2014年 ドラフト2位(ホークス)
近藤健介が怪我のため、最強ホークスから唯一の選出。井端監督とは東京五輪で組んで以来。今季は出場140試合、打率.273(5位)、本塁打20本(5位)、打点87(3位)と柳田悠岐の代わりに3番を務めた。日本シリーズの疲労の影響がどこまであるか。三塁での起用が濃厚だが、内野、外野、捕手まで守れるユーティリティープレイヤー。ヌートバーの背番号23を背負う。
紅林弘太郎(背番号24)

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名前:くればやし こうたろう
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出身地:静岡県藤枝市
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生年月日:2002年2月7日(22歳)
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身長:187cm
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体重:94kg
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投打:右投右打
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経歴:静岡県立駿河総合高校
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プロ入り:2019年ドラフト2位(オリックス)
将来の侍ジャパンの大型ショートを見据えたポテンシャル採用。今季は出場136試合、打率.247、本塁打2本と低調に終わったが、井端監督が期待を込めての招集。ある意味ではWBCへの滑走路であるプレミア12を象徴する選手。2019年ドラフトで2位指名、その年の1位指名の宮城大弥がいないため、オリックスから唯一の選出。侍ジャパンへの想いは強く、シーズン前からプレミア12出場を熱望していた。プレミア12では3月の欧州戦で守った三塁手としての起用もあり得る。紅林は宮崎でのフェニックスリーグに参加して実践感覚を戻し合宿に合流。
外野手
WBC代表が一人もいない外野。近藤健介、万波中正という最強の外野手を欠くことで、新たなスター誕生の期待が高まる。
森下 翔太(背番号1)

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名前:もりした しょうた
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出身地: 神奈川県横浜市
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生年月日:2000年8月14日(24歳)
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身長:182 cm
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体重:90 kg
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投打:右投右打
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経歴:東海道相模高校→中央大学
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プロ入り:2022年ドラフト1位(阪神)
プロ2年目を終えた黄金ルーキーが侍ジャパンの侍ジャパンの外野を担う。昨年ルーキーでアジアCSに選ばれた門脇誠(大会MVP)、 吉村貢司郎はプレミア12には選出ならず。森下だけが2年目のジンクスをもろともせず2年連続で日の丸のユニホームを勝ち取った。今季は出場129試合、打率.275(14位)、本塁打18本(8位)、打点73(4位)とタイガースの野手としてMVP級の活躍。すでに阪神の顔になりつつある若虎。アジアCSの台湾戦で爽快なホームランを放った。プレミア12でも打棒での活躍が期待される。左翼での守備練習を行っていたが、万波中正の負傷離脱により本来のライトが濃厚。
辰己 涼介(背番号8)

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名前:たつみ りょうすけ
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出身地: 兵庫県神戸市北区
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生年月日:1996年12月27日(27歳)
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身長:180 cm
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体重:74 kg
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投打:右投左打
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経歴:兵庫県立社高校→立命館大学
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プロ入り:2018年ドラフト1位(楽天)
巨人にドラフトで指名した欲しかった立命館大学の後輩。今季は出場143試合、打率.294(2位)、打点58(9位)、盗塁20(4位)、そして最多安打158本と縦横無尽。ゴールデングラブ賞3度に輝く守備にも磨きがかかり、外野手のシーズン刺殺数392のプロ野球記録を樹立。青田昇(巨人)が1948年に記録した391を76年ぶりに更新した。走攻守のすべてが秀でたスーパープレーヤー。侍ジャパンの中堅を担う。
佐野恵太(背番号7)

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名前:さの けいた
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出身地:岡山県児島郡灘崎町
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生年月日: 1994年11月28日(29歳)
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身長:178 cm
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体重:88 kg
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投打:右投左打
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経歴:広陵高校→明治大学
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プロ入り:2016年ドラフト9位(横浜)
29歳にして侍ジャパン初選出。ドラフト9位から日本代表へ。大谷翔平や鈴木誠也と同学年。侍ジャパンへの憧れは昔から強かった。今季は出場139試合、打率.273(15位)、本塁打8(17位)打点62(11位)。2020年には首位打者、2022年には最多安打のタイトルホルダーで毎年安定した成績を残す。外野と一塁を守れる便利屋で、近藤健介や村上宗隆の代役として白羽の矢が立った。日本シリーズの疲労がどこまで出るか。
五十幡 亮汰(背番号5)

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名前:いそばた りょうた
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出身地:埼玉県行田市
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生年月日: 1998年11月27日(25歳)
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身長:171 cm
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体重:67 kg
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投打:右投左打
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経歴:佐野日本大学高校→中央大学
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プロ入り: 2020年ドラフト2位(日本ハム)
中学3年の陸上全国大会でサニブラウンに100mと200mの両方で勝った韋駄天。周東佑京のピンチランナーとして代走のスペシャリストを担う。今季は出場94試合、打率.161、盗塁18(6位)。盗塁成功率は.667で盗塁王の周東の.788より低い。WBCで川﨑宗則、鳥谷敬、周東佑京が残したようなバリバリ伝説を残せるか。群を抜いた速さで世界を驚かせることに期待。
捕手

外野と同じくWBC代表がいない捕手。正捕手確実だった横浜の山本佑大が怪我で欠場のため、代わりの3人が若き血潮で日本を牽引する。
坂倉 将吾(背番号31)

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名前:さかくら しょうご
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出身地:千葉県印旛郡酒々井町
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生年月日:1998年5月29日(26歳)
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身長:176cm
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体重:89kg
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投打:右投左打
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経歴:日大三高校
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プロ入り:2016年 ドラフト4位(広島)
広島では一塁としての出場が多かったが、侍ジャパンの正捕手は坂倉。今季は出場121試合で打率.279、本塁打12本は両リーグの捕手で1位。出塁率も.327で捕手としては上位。アジアCSの延長タイブレークで放った同点の犠牲フライの勝負強さも兼ねる。侍ジャパンの勝敗を握るキーマン。
古賀 悠斗(背番号22)

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名前:こが ゆうと
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出身地:福岡県筑紫野市
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生年月日: 1999年9月10日(25歳)
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身長:174cm
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体重:86kg
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投打:右投右打
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経歴:福岡大学附属大濠高校→中央大学
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プロ入り: 2021年ドラフト3位(西武)
アジアCSの延長タイブレーク、野球人生の中で一番緊張した場面で侍ジャパン史に残る犠打を決めた。今季は出場105試合で打率.228、本塁打3、打点12。守備での貢献に期待がかかる。犠打の数は13と多くない。自慢の盗塁阻止率は昨年 .412から .323に落としリーグ3位。井端監督の期待を受けたプレミア12での活躍やいかに。
佐藤 都志也(背番号32)

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名前:さとう としや
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出身地:福島県いわき市
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生年月日: 1998年1月27日(26歳)
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身長:181cm
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体重:86kg
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投打:右投左打
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経歴:聖光学院高校→東洋大学
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プロ入り:2019年ドラフト2位(ロッテ)
漫画『MAJOR』の佐藤寿也と同名異字のキャッチャー。巧打・強肩・俊足の三拍子。今季は出場116試合で打率.278(4位)、本塁打5、打点45(17位)と攻守で活躍。俊足のわりに盗塁は4と捕手の中でも多くない。状態次第では坂倉の正捕手にとって代わる。東洋大学で日本代表を経験し、プロでは侍ジャパン初選出。
投手
野手の絶対的4番の村上宗隆がいないのと同様、投手の絶対的エース・佐々木朗希がいない。それでもWBC組が3人、アジアCS組が4人と、世界屈指の投手王国である日本の底力を見せつける。使用球はWBSC(世界野球ソフトボール連盟)公認球である日本のSSK製なのでNPBで使用しているミズノ製とは少し異なる。大きさは変わらないが縫い目の幅がミズノ製が8.0ミリ、SSK製が7.2ミリと狭く、握ったときに小さく感じる。宮崎キャンプで早めにボールになれることも重要。
髙橋 宏斗(背番号19)

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名前:たかはし ひろと
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出身地:愛知県尾張旭市
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生年月日:2002年8月9日(22歳)
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身長:186 cm
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体重:86kg
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投打:右投右打
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経歴:中京大中京高校
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プロ入り:2020年ドラフト1位(中日)
侍ジャパンが誇る若きエース。本来なら大学4年生の年齢にして投手王国の日本を牽引する。今季は21試合に登板し、堂々の防御率.1.38(1位)。杉下茂が持っていた球団記録の防御率も更新。そしてプロ野球記録となる被本塁打1という記録的シーズンを送り、山本由伸が持っていた被本塁打2を塗り替えた。唯一、髙橋からホームランを打ったのは村上宗隆。プレミア12ではピッチクロックが導入されるため、宮崎キャンプ前から対策を開始。SSKの公式球も適応しており、新球のカーブも取得中。地元ナゴヤドームの開幕戦の先発が濃厚。侍ジャパンのエースのレベルを世界に見せつける。
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戸郷翔征(背番号20)
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名前:とごう しょうせい
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出身地:宮崎県都城市
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生年月日: 2000年4月4日(24歳)
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身長:187cm
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体重:84kg
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投打:右投右打
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経歴:聖心ウルスラ学園高校
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プロ入り:2018年ドラフト6位(巨人)
ドラフト6位から巨人のエース、そして侍ジャパンのエースへ。今季は26試合に登板し、ノーヒットノーラン達成の偉業に加え、防御率1.95、156個の三振を奪い二度目の最多奪三振のタイトルを獲得。記録的なシーズンを送った1年をプレミア12で締めくくる。公式球との相性も問題なし。韓国戦か台湾戦での登板が濃厚。開幕投手もありえる。
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大勢(背番号15)

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名前:たいせい
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出身地:兵庫県多可郡八千代町
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生年月日: 1999年6月29日(25歳)
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身長:183cm
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体重:90kg
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投打:右投右打
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経歴:兵庫県立西脇工業高校→関西国際大学
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プロ入り:2021年ドラフト1位(巨人)
侍ジャパンの守護神。WBCでは3イニング以上投げたピッチャーの中で唯一失点していない。今季はコンディション不良もあったが43試合に登板し、29セーブ。防御率は0.88と、セ・リーグのクローザー10傑では唯一の0点台。決勝戦の東京ドームのマウンドには大勢が立っているに違いない。
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隅田知一郎(背番号16)

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名前:すみだ ちひろ
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出身地:長崎県大村市
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生年月日: 1999年8月20日(25歳)
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身長:177 cm
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体重:81 kg
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投打: 左投左打
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経歴:長崎県立波佐見高校→西日本工業大学
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プロ入り:2021年 ドラフト1位(西武)
アジアCSで韓国を相手に7回77球7奪三振、被安打3の完璧に近い投球を見せ大会ベストナインに選ばれた。3月の欧州代表戦でも4三振を奪って継投での完全試合に貢献。実はこのとき選ばれたピッチャー12人で本番のプレミア12に選ばれたのは隅田ひとりだけ。今季は26試合に登板し、防御率.2.76(8位)、154奪三振(5位)と実力を発揮。プレミア12では先発になるかリリーフになるか。どちらでも使える便利屋のひとり。
早川隆久(背番号21)

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名前:はやかわ たかひさ
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出身地:千葉県山武郡横芝光町
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生年月日:1998年7月6日(26歳)
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身長:180cm
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体重:76kg
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投打:左投左打
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経歴:木更津総合高校→早稲田大学
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プロ入り:2020年ドラフト1位(楽天)
アジアCSではオーストラリア打線を5回パーフェクト。完投させたら完全試合だったかもしれない内容でプレミア12代表も引き寄せた。今季は25試合に登板し、防御率.2.54(5位)、160奪三振(3位)と楽天のエースとして完走。先発で起用するのかロングリリーフで使うのか。井端監督・吉見コーチの判断やいかに。早川は24日に宮崎でフェニックスリーグで調整登板を行い、帰仙して再び宮崎入りのスケジュール。キャンプでは外国人向けの配球に切り替える。
清水達也(背番号50)

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名前:しみず たつや
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出身地:埼玉県深谷市
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生年月日: 1999年11月3日(25歳)
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身長:184cm
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体重:90kg
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投打:右投右打
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経歴:花咲徳栄高校
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プロ入り:2017年ドラフト4位(中日)
アジアCSでオーストラリア打線を相手に、1イニング2奪三振、9球で締めた。WBCで吉井理人コーチが侍ジャパンに選出しようか迷ったほど。今季は中継ぎとして60試合に登板し、36ホールド(3位)、防御率1.40の大活躍。プレミア12の公式球はSSK製で相性が悪く、アジアCSに続いて滑ると苦戦。宮崎キャンプを経て慣れ、克服できるか。侍ジャパンの重要なセットアッパー。
横山陸人(背番号60)

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名前:よこやま りくと
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出身地:東京都江戸川区
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生年月日:2001年8月5日(23歳)
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身長:179cm
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体重:86kg
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投打:右投右打
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経歴:専修大学松戸高校
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プロ入り:2019年ドラフト4位(ロッテ)
アジアCSでは韓国戦に登板し、ピンチを招くも1イニングを零封。今季は43試合に登板し18ホールド、3セーブ、防御率.1.71と、着実に階段を上がっている。ピンチの場面でも強気に投げ込める性格は侍ジャパンにとって貴重なセットアッパー。宮崎キャンプでは巨人の大勢からシンカー、フォークの握りや感覚を学ぶ。
才木浩人(背番号35)

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名前:さいき ひろと
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出身地:兵庫県神戸市西区
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生年月日:1998年11月7日(25歳)
-
身長:189cm
-
体重:88kg
-
投打:右投右打
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経歴:神戸市立須磨翔風高校
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プロ入り:2016年 ドラフト3位(阪神)
WBC強化試合でフォークボールを大谷翔平に片膝ホームランされたことから一躍有名に。昨年の日本シリーズでも活躍し、今季は25試合に登板し防御率.1.83(3位)、137奪三振(3位)の堂々たる成績。エースの村上頌樹を上回る活躍でプレミア12に選出。SSKの公式球にも「違いがわからん。馴染む」と適応は問題なし。先発かロングリリーフの第二先発か。
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藤平尚真(背番号46)

-
名前:ふじひら しょうま
-
出身地:千葉県富津市
-
生年月日:1998年9月21日(26歳)
-
身長:185cm
-
体重:85kg
-
投打:右投右打
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経歴:横浜高校
-
プロ入り:2016年 ドラフト1位(楽天)
横浜高校からドライチ入団ながら昨年まで目立った活躍ができず、入団時の背番号19は46に。苦悩を乗り越えた今季は先発から中継ぎに転向。セットアッパーとして47試合に登板し、20ホールド、防御率.1.75の大活躍。特に奪三振率.11.27はでソフトバンクのヘルナンデス(13.5)、オリックスの山下舜平大(11.67)に次ぐ3位。8年目にして才能を開花させた右腕が代表初選出のプレミア12でどんな投球を見せるか。
鈴木昭汰(背番号47)

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名前:すずき しょうた
-
出身地:茨城県土浦市
-
生年月日:1998年9月7日(26歳)
-
身長:175cm
-
体重:80kg
-
投打:左投左打
-
経歴:常総学院高校→法政大学
-
プロ入り:2020年 ドラフト1位(ロッテ)
法政大学からドライチで入団するも期待に応えられず、背番号が35から47に。楽天の藤平と同じ屈辱を味わったが4年目の2024年は2年ぶりの開幕一軍。中継ぎとして51試合に登板し自責点は僅か4、開幕から27試合連続無失点、防御率. 0.73の驚異的な数字を残す。27ホールドもリーグ2位の活躍で憧れの侍ジャパンに抜擢。「オールスターに選ばれた気分」と話す。SSKの公式球も「小さいが投げやすい」と問題なし。WBCの宇多川優希のような活躍を期待。
鈴木翔天(背番号56)

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名前:すずき そら
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出身地:神奈川県横浜市旭区
-
生年月日:1996年8月19日(28歳)
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身長:185cm
-
体重:82kg
-
投打:左投左打
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経歴:向上高校→富士大学
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プロ入り:2018年 ドラフト8位(楽天)
翔天と書いて「そら」と読む。ドラフト8位から侍ジャパンへ。昨年はリーグ最多の61試合に登板。今季も49試合に登板して防御率.1.66、24ホールド(4位)の好成績。28試合連続無失点を記録し、50試合近く登板して負けが0。最速155キロの左腕は侍ジャパンでどんな活躍を見せるか。
北山亘基(背番号57)

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名前:きたやま こうき
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出身地:京都府北桑田郡京北町
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生年月日:1999年4月10日(25歳)
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身長:182cm
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体重:82kg
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投打: 右投右打
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経歴:京都成章高校→京都産業大学
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プロ入り:2021年 ドラフト8位(日本ハム)
楽天の鈴木と同じくドラフト8位からの侍ジャパン。新庄剛志が監督に就任したルーキーイヤーに新人開幕投手を任され3年。今季は14試合の登板で防御率.2.31。先発、中継ぎ、抑えのすべてをプロで経験していることから抜擢。憧れの藤川球児を彷彿とさせる最速156キロの火の玉ストレートを披露する。
追加招集メンバー
投手・井上温大(背番号97)

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名前:いのうえ はると
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出身地:群馬県前橋市
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生年月日:2001年5月13日(23歳)
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身長:175cm
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体重:78kg
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投打: 左投左打
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経歴:前橋商業高校
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プロ入り:2019年 ドラフト4位(巨人)
伊藤大海に代わって参戦。将来の巨人を背負うサウスポー。師匠と仰ぐ今永昇太を彷彿とさせる最速153キロのストレート、縦と横のスライダーで打者を翻弄。コースに決まれば無双する。今季は25試合に登板し防御率は4.06と期待には遠い成績。しかし3連敗で迎えたDeNAとのクライマックスシリーズでは第4戦を6回1/3まで完全投球。2019年のプレミア12を東京ドームで観戦し、侍ジャパンへの憧れは強い。
内野手・村林一輝(背番号9)

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名前:むらばやし いつき
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出身地:大阪府堺市東区
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生年月日:1997年10月6日(27歳)
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身長:180cm
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体重:73kg
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投打: 右投右打
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経歴:大阪府立大塚高校
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プロ入り:2015年 ドラフト7位(楽天)
吉川尚輝の負傷に招集。内野の全ポジションをこなす市川海老蔵に似たユーティリティー。ショートのレギュラーに定着した今季は139試合に出場し打率.241ながら125安打(10位)を記録。犠打23もリーグ3位。貴重なバックアップとして侍ジャパンを推進する。
外野手・桑原将志(背番号10)

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名前:くわはら まさゆき
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出身地: 大阪府和泉市
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生年月日:1993年7月21日(31歳)
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身長:174cm
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体重:80kg
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投打: 右投右打
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経歴:福知山成美高校
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プロ入り:2011年 ドラフト4位(横浜)
万波中正のピンチヒッター。31歳のベテラン、日本シリーズを控えるなかでの追加招集に期待の高さがうかがえる。今季は106試合に出場し、打率.270と目立った成績はないが、代名詞のダイビングキャッチでチームを鼓舞する。日本シリーズを乗り越え侍へ挑む。
内野手・清宮幸太郎(背番号3)

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名前:きよみや こうたろう
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出身地: 東京都新宿区
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生年月日:1999年5月25日(25歳)
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身長:184cm
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体重:94kg
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投打: 右投左打
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経歴:早稲田実業高校
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プロ入り:2017年 ドラフト1位(日本ハム)
岡本和真の代打。甲子園のスーパースターが侍ジャパンのユニホームに袖を通す。本来なら追加招集は控えだが、スタメンどころか日本の4番を背負う可能性大。今季は出場89試合、打率.300、打点51、ホームランの15本。規定打席は未達だが、長打率やOPS(出塁率+長打率)は万波中正より高い。甲子園を沸かせた和製ベーブ・ルースが世界にお披露目。ここで活躍したら一気にシンデレラ・ボーイとなる。
予想スタメン
- 1番:辰己 涼介(センター)
- 2番:小園海斗(セカンド)
- 3番:森下 翔太(ライト)
- 4番:清宮幸太郎(ファースト)
- 5番:牧 秀悟(DH)
- 6番:栗原 陵矢(サード)
- 7番:坂倉 将吾(キャッチャー)
- 8番:佐野恵太(レフト)
- 9番:源田壮亮(ショート)
先発予想
- 13日 vs.オーストラリア(髙橋 宏斗)
- 15日 vs.韓国(隅田 知一郎)
- 16日 vs.台湾(戸郷 翔征)
- 17日 vs.キューバ(才木 浩人)
- 18日 vs.ドミニカ(早川隆久)
- 21日 vs.A組2位(髙橋宏斗)
- 22日 vs.A組1位(隅田 知一郎)
- 23日 vs.B組2位(戸郷 翔征)
- 24日 優勝決定戦(才木 浩人)
※11月2日に開幕戦のオーストラリアは井上温大が先発することを発表。
監督・コーチ陣

金子誠はアジアCS2017、2023でもヘッドコーチを務めた。優勝の重み、勝利の方程式を知る。村田善則バッテリーコーチは2017年WBCから以降の侍ジャパンですべてコーチを務める最も経験豊富なコーチ。2019年のプレミア12も優勝を経験している。梵 英心、亀井善行は井端監督とは選手時代に鎬を削ってきた。吉見一起は井端監督が最も信頼を寄せる右腕。NPBのコーチ経験はないが、トップチーム以外の侍ジャパンも井端監督の投手コーチとしてすべてタッグを組んでいる。
井端弘和という二刀流
井端弘和は二刀流の監督である。実績の乏しい若手を起用し「育成」と「優勝」のふたつの結果を出す。野球界の未来を憂い、育成と優勝という相反する課題を背負ってきた。昨年11月のアジアCSではWBCに選ばれたメンバーを12人も使えるなか、召集したのは牧秀悟のみ。その中でも韓国を相手に劇的なサヨナラ逆転優勝を飾った。今年3月の欧州代表との対決では大学生3人をスタメンに起用しながら侍ジャパン初となる完全試合を達成。8月にはもう一つの二刀流である中学生(15歳以下)の侍ジャパン監督としてコロンビアで開催された12カ国のワールドカップを制覇。数々の功績が評価され、2026年のWBC監督まで務めることが決定。満を持して2024年の大一番であるプレミア12に挑む。アジアCSの26選手を選ぶ際は、セ・パ両リーグの全858試合、2759時間を超える試合をチェックし、自宅のレコーダーが何台も壊した。プレミア12はシーズン終了直後、心身ともに疲労や怪我のピークにあたるデリケートな時期の開催だけに、相当の頭を悩ませたに違いない。村上宗隆や佐々木朗希といった4番とエースを欠くなかで10月29日の宮崎合宿から11月24日の優勝決定戦までの1ヶ月を戦い抜く。井端監督は日本代表の選手、コーチ、監督のすべてを背負ってきたMr.侍ジャパン。野球の新世界を見せてくれるに違いない。
途中離脱のメンバー
岡本和真(背番号25)

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名前:おかもと かずま
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出身地:奈良県五條市
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生年月日:1996年6月30日(28歳)
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身長:186 cm
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体重:100kg
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投打:右投右打
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プロ入り:2014年ドラフト1位(巨人)
プロ入り直後から悩まされた腰痛の悪化(左第五腰椎分離症)により離脱。今季は出場143試合、本塁打27(2位)、打点83(2位)と全試合に出ながら打撃無冠で終わった。しかし、無冠は無完。岡本和真の本当の完成はプレミア12で日本の4番として迎えるはずだった。村上宗隆も山川穂高もいないことで侍ジャパン4番の宿命を背負う。4番は今回が最初で最後の可能性が高かった。シーズン前に増やすと宣言した二塁打の数は有言実行でセ・リーグ1位。しかし期待されるのは豪快なホームラン。WBCと同じく一塁の起用、もしくは牧秀悟が一塁を守る場合は三塁もありえた。
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万波中正(背番号66)

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名前:まんなみ ちゅうせい
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出身地:東京都練馬区
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生年月日:2000年4月7日(24歳)
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身長:192cm
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体重:96kg
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投打:右投右打
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プロ入り:2018年 ドラフト4位(日本ハム)
左肩痛により離脱。岡本和真を超えるパワーエリート。侍ジャパンの空中戦を占う重要キーマンだった。アジアCSは外野手のベストナイン。今季は出場136試合、打率.252(15位)、本塁打18本(7位)と本来の力は発揮できなかった。守備も頼りになり、エリア66に打球を飛ばせば、日本プロ野球史上で屈指の爆肩を披露する選手。
吉川尚輝(背番号4)

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名前:よしかわ なおき
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出身地:岐阜県羽島市
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生年月日:1995年2月8日(29歳)
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身長:177cm
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体重:78 kg
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投打:右投左打
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プロ入り:2016年ドラフト1位(巨人)
クライマックスシリーズ直前の骨折(左第四肋骨肋軟骨移行部損傷)が治らず離脱。今季セ・リーグを制したジャイアンツにおいて、菅野智之に次いで岡本和真と並ぶMVPだった。2016年のドラフトで田中正義、佐々木千隼のハズレハズレ1位で入団した超天才がようやく才能を開花。今季は出場143試合、打率.287(7位)、盗塁12(5位)。何より守備の貢献度が二塁手部門で12球団トップ。源田壮亮と二遊間コンビを組めば、侍ジャパン史上で最堅の鉄壁が形成されるはずだった。
伊藤大海(背番号17)

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名前:いとう ひろみ
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出身地:北海道茅部郡鹿部町
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生年月日: 1997年8月31日(27歳)
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身長:176cm
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体重:82kg
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投打:右投左打
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プロ入り:2020年 ドラフト1位(日本ハム)
右足関節捻挫で離脱。WBCで被安打0、与四死球0のパーフェクトを演じた日ハムのエース。今季は26試合に登板し防御率2.65(6位)、奪三振161(2位)、14勝で最多勝に輝いた。本来であれば先発の柱の一人だが、先が読みにくい国際大会はピッチング・カオス(いつ出番が来るか不明の混乱状態)になりやすい。ランナーを背負った場面でも堂々たるピッチングができる伊藤大海は、先発、中継、抑えも可能な何でもない屋。いざという時のブルペンの柱にもなりえた。

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